”どんな人”でも思いのままに動かす”聴く力”。
名著LISTEN解説シリーズの後半は、”聴く力が無いがゆえに起きる問題・課題”について取り上げ、解決策を伝えていきます。
”聴く力”を身に付けるには一定の時間と努力が必要ですが、継続すれば必ず身に付く力でもあります。
人生を一変させる”聴く力”の世界に入っていきましょう。
目次
■”よく知る相手”こそ”分かったつもり”で本心・本音をスルーしてしまいがち!
今回の記事では”バイアス”について深く取りあげます。
まずは本書の抜粋から。
最初のバイアスは”近接コミュニケーション・バイアス”。
私はこのバイアスのせいで離婚しました泣。
「相手を知っていると思い込んでいる。」
前回の記事でも挙げましたが、何よりも怖いのは”自分は出来ているという思い込み”です。
これがあると「改善しよう!」という気持ちがそもそも湧きません。
だから一生、悪い癖が治らない。
この”近接コミュニケーション・バイアス”から逃れる方法はズバリ…
「相手の中に何か新しいコトを探す」
毎日接する相手だと、あまりにも”近すぎる”ために、「いつもと変わらない」と思い込んでしまいます。
でも久々に会う人だと物凄く”変化”を感じますよね?
ということは、人は実際には”毎日変化し続けている”のです。
ただ日々の変化は物凄く微々たるものなので、”身近な人の変化が一番気づきにくい”だけ。
考えてみると”アナタ自身の変化”って、一番気づきにくいですよね?
だから”自分自身の変化に気付くコツが分かれば身近な人の変化にも気づける”ようになるのです。
その最大のコツが”比較”。
まずは”身近な人のいつも”をしっかりと覚えておく。
そして「いつもの中に何か新しいモノがないか」比較し続けるのです。
アナタ自身だって”いつもの自分”と比較するから”変化”に気付けるはず。
・着慣れた洋服がちょっときつくなったり
・体重計で数キロ増えていたり
・髪がなんとなくまとまらなくなってきたり など
・体重計で数キロ増えていたり
・髪がなんとなくまとまらなくなってきたり など
”身近な人”の”いつも”を頭にいれて…
「いつもと違う…」
「何か新しいコトはないか?」
「何か新しいコトはないか?」
この視点で相手を見るだけで、グッと”バイアス”は減りますよ。
■”脳のショートカット”を防ぐには”心の声”をまずは止める所から!!
こちらもまた”バイアス”の話。
人間は”理解し難い複雑さ”を嫌う傾向にあります。
人類の長い歴史を見ると、人は”瞬間的な危機”に対応できるように、世界を「出来るだけシンプルに見よう」とします。
その結果”バイアス”というフレームワークを手に入れ、”脳の負担減少”を実現しました。
しかし現代は”生物として生き残ること”は、それほど難しくなりました。
それよりも皆さんが気にしているのは、”人間関係の円滑さ”や”社会の中に自分の居場所を見つけること”ですよね?
そうなると”パッと見での瞬間的な判断”の重要性は下がりますし、かえって”その瞬発力”があることで”勘違い”が起きてしまっている。
いわゆる「理解されていない」という、コミュニケーション上のわだかまりが発生しています。
この”バイアス”を避けるには、とにもかくにも”保留”です。
”保留”とはU理論で出てくるキーワードですが、コミュニケーションにおいて非常に重要な考え方ですので、下記もじっくりご覧ください。
▶ 保留について学ぶ
あわせて確認してみてください。
■”バイアス”を知ることは”騙される”を回避することでもある!!
前の章で説明したことは…
「人は…」
「見たいモノだけ見る」
「そして、見たいように見る」
「見たいモノだけ見る」
「そして、見たいように見る」
アナタは”事実・現実”を正しく捉えるよりも、自分が”良い・好き”と思った情報だけを取捨選択します。
たとえ目に留まった情報があっても、”聞きたいように聞き、そして思い込む”と言うことです。
これは何もアナタが”悪人だから”ではなく、人の機能として”そうなり易い”ということ。
まずは”癖”を知りましょう。
そして次の記事では、”早合点しすぎる”課題について教えてくれます。
”シグナリング”は”レッテル”と言い換えてもよいでしょう。
”人の一部の情報”を見て「あの人は〇〇な人だから…」と決めつけることはありませんか?
アナタも確実に”1つの情報で決めつけ”をしたことがありますし、しています。
この”一を聞いて十を知るバイアス”は、”バイアスを受ける側”になって初めて実感するものです。
「俺はそんな人じゃない!」
そう思うこともありますよね?
人に関する”1つの情報でその人全体を推し量ることはとてもリスク”があります。
そもそも”相手を誤解すること”で、その人との人間関係は非常にギクシャクします。
そして最も注意すべきなのが、”シグナリング/レッテル”を深く理解している人は、この”バイアスを利用し人を騙す”のです。
・高級なお店によく連れて行かれる
・高級なアイテムをサラッと身に付けている
・社会的に地位がある職業についている
・仕事や私生活での実績が物凄く良い など
・高級なアイテムをサラッと身に付けている
・社会的に地位がある職業についている
・仕事や私生活での実績が物凄く良い など
1つ1つの情報が正しくとも、だからといって”他の点も秀でているとは限りません”。
仕事で成果を出している人が”人間的に優れているか”は別ですし、高級なお店・アイテムを嗜んでいるからといって”生活全体が豊か”とは限りません。
”1つの情報”を見て、それを”他の部分・全体まで広げる”のは止めましょう。
”バイアスの効果・強さ”を知っている悪い人達は、”その効力を理解・利用”して、人から搾取しようと常に頭を働かせています。
「情報は必ず立体で見ること」
「1つの情報は”点”」
「2つの情報で”線”」
「3つの情報で”面”」
「4つ集まれば”立体”になる」
「1つの情報は”点”」
「2つの情報で”線”」
「3つの情報で”面”」
「4つ集まれば”立体”になる」
点よりも線、線よりも面、面よりも立体。
情報は複数集まって”1つの集合体”として見る時に、初めて”実態”を映します。
もし本当にその人が”人間的にも魅力的な人”ならば多くの人から慕われているでしょうし、他者に対して慈しむような活動をしているはずです。
もし本当にその人が”裕福な生活”をしているならば、はっきりとした資金源があり、資金が底をつかないような堅実な考え方やライフスタイルがあるはずです。
つまり、”一過性の息切れ前提のお金の使い方ではない”よねってことです。
「1点補足すると…」
「自分がそうなりやすいは、相手もそうなりやすい」
「世の大半は他人にレッテルを貼る」
「自分はどんなレッテルを貼られているか」
「その理解は生き易くなるコツ」
「自分がそうなりやすいは、相手もそうなりやすい」
「世の大半は他人にレッテルを貼る」
「自分はどんなレッテルを貼られているか」
「その理解は生き易くなるコツ」
アナタが陥りやすいことは、”他人も確実に陥りやすいこと”です。
”世の大半”は”聴く力の考え方も理解も無く、今まで通りバイアスまみれで世の中・他人を理解”していきます。
「自分はそんな人ではない!」
そう心の中でシャウトしても、人は”レッテルで人を評価”します。
「相手にどう見られたいか…」
”相手の視野まで理解出来るようになる”と、人間関係やコミュニケーションは爆発的に簡単になります。
■まとめ
無くて七癖。
人は誰しも”バイアス”を活用しながら、そして”バイアス”に騙されながら生きています。
自分が陥りやすいバイアスを理解して、”視野を狭めず”・”思い込まず”・”決めつけず”…
”レッテル”を貼られる事を前提に、見せ方やコミュニケーションの取り方を工夫すれば、人生や人間関係は今までよりも遥かに充実して簡単なモノになります。
【前半】聴く力を身に付けるコツ・ポイント
第1回:人生を変える”聴く力”とは?
第2回:”聴く”本質とは?
第3回:国宝級諜報部員に学ぶ”聴く”極意
第4回:”頭が良い人”・”人見知り”こそ話を聴けない
第5回:自分の”ゆがみ”をまずは知る事から
第6回:”非言語”も会話の一部
第7回:”相手の理解度の理解”も”聴く”
第1回:人生を変える”聴く力”とは?
第2回:”聴く”本質とは?
第3回:国宝級諜報部員に学ぶ”聴く”極意
第4回:”頭が良い人”・”人見知り”こそ話を聴けない
第5回:自分の”ゆがみ”をまずは知る事から
第6回:”非言語”も会話の一部
第7回:”相手の理解度の理解”も”聴く”
【後半】聴く力が無いと起きる問題・課題
第8回:”聴いてるフリ”が一番最悪
第9回:自分の”ゆがみ”を知ることこそ聴く事
第10回:相手を”受け止め”ない限り真の理解は無い
第11回:”非言語”を理解し非言語を操る
第8回:”聴いてるフリ”が一番最悪
第9回:自分の”ゆがみ”を知ることこそ聴く事
第10回:相手を”受け止め”ない限り真の理解は無い
第11回:”非言語”を理解し非言語を操る
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「人生をよりよくしたいけど、方法が見えない…」
人生真剣に生きていれば「誰かに話を聞いてもらいたいけれど、上手く言葉に出来ない」そんな苦しい時が必ずあります。
・キャリアについて悩んでいる
・転職を絶対に成功させたい
・人生の方向性や生き方がよくわからない
・恋愛ってなんなんだろう など
現状を打破し「人生を何としてでも変えたい」そんな方は是非お気軽にご連絡ください、皆さん1時間程度の会話で晴れやかになり帰られています。
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みなさんの人生が少しでも、より良くなりますように。