前回は”聴き方”や”非言語の重要性”についてお伝えしました。
”無意識”のうちに相手に”考え・思い”は伝わるからこそ、相手への”心からの興味・関心が必要”だと説明しました。
”相手の嘘を見抜くコツ”として、”映像化しながら話を聴く”というのもポイントです。
未読の方・忘れてしまった方は、是非”前回の記事”も確認してください。
今回は”自分が話す際も聴くこと”について触れていきます。
科学的な根拠がなければ「え?」と思う様な事も、実は普段のコミュニケーションでは起きています。
”脳”の仕組みも理解し”聴く力”をレベルアップさせていきましょう!
目次
■話し手が守るべき”4つのルール”を知り会話をリードせよ!!
まずは本書の抜粋から。
「どの文化でも人は、会話に”4つのルール”を期待します。」
”カスタマーサポートの例”は皆さん思い当たる節がありますよね?
この抜粋、実に示唆に富む内容ばかりです。
”聞き手のスタンスで話し手の会話内容が変わる”。
アナタが”4つのルール”を守らずに話せば、相手はイライラしてアナタの話を聴いてくれなくなります。
会話は”双方向”です。
”どう伝えるか?”にも意識を向けなければ、相手は会話をしてくれなくなります。
”4つのルール”を簡潔に言い換えると次の通りになります。
1.嘘をつかない
2.一気に話さない
3.コロコロ話題を変えない
4.相手が分かる様に話す
2.一気に話さない
3.コロコロ話題を変えない
4.相手が分かる様に話す
いずれも”超基本的”な内容です、が1~4を”正確に出来る人”はほぼいません。
簡単だからこそおろそかにせず”基本の4原則”を守ることが重要になります。
■たとえ相手が会話のルールを破ったとしても、おおらかに接すること
重要だけど”見落としガチなポイント”が1つ。
それは、”話し手が守るべきルール”は”相手も同様に守るべきルールである”ということ。
会話相手もアナタと同じように”4つのルールを守るべき”ですよね?
つまり…
「相手が4つのルールを守らない」
「すると…」
「アナタは確実にイライラする!」
「すると…」
「アナタは確実にイライラする!」
前回の記事を覚えていますか?
ナオミの聴くスタンスはどうだったでしょうか?
大らかでオープンで、”常に相手を受け入れるような聴き方”でしたよね?
「たとえ相手が”4ルール”を破る」
「それでも大らかに話を聴く!」
「それでも大らかに話を聴く!」
会話相手は”LISTENの極意”など知る由もない人ばかり。
当然、”会話も下手くそばかり”です。
会話を大事にするアナタは、相手の会話レベルの低さに”イラっ”とすると思います。
だからこそ、そんな”会話下手”の相手が来ることを前提に「たとえ4つのルールを破られたとしてもイライラしない」と心に決め会話に臨みましょう。
”ルール”に沿い会話が進むように、”アナタが会話をコントロール・誘導してあげるくらいの気持ち”を持てるとGOODです。
■相手の”理解度の理解”が出来てこそ”聴く”が完成する!
会話を”聴く”とは何も、”相手が話している時だけ”にとどまりません。
相手が”何”を伝えようとしているのか。
”言葉の裏”にある”感情や考え”をつかむことは”聴く”プロセスにおいて最も重要です。
そして難しいのは、”聴くこと”は”感情・考えに閉ざさない”という点です。
相手の”自分の話に対する考え・感情を聴く”ということもまた、深いコミュニケーションを実現するためには必要なアクションになります。
「何か…」
「会話が噛み合わないな…」
もしアナタがそう感じるなら、すなわちそれは”相手の理解度を度外視し一方的に話をしてしまっている”証拠です。
「聞き手に合わせ”話す内容・スタイル”を選ぶ。」
「話している間も”聞き手にチューニング”を合わせる。」
「聞き手の”言語・非言語のヒント”や”室内の雰囲気”に気を配る。」
この章、クッッッッッッッッソ大事。
少し話せるようになると陥るのが、”オナニー会話現象”。
相手の”会話内容の理解をスルーし、自分が気持ちいいように話続ける”ことが頻発します。
特に起きがちなのが次の症状…
・相手に伝わらない専門用語
・小難しい日本語
・かっこよく聞こえるヨコモジ
・体験していないと想像しにくい情景描写 など
・小難しい日本語
・かっこよく聞こえるヨコモジ
・体験していないと想像しにくい情景描写 など
”言葉”は”相手に届いてこそ意味があるツール”です。
相手が会話内容を理解していないのなら、アナタの発言など”バックミュージック”に過ぎません。
相手の”言葉裏の感情”のみならず、自分の発言に対する”相手の理解度の理解”まで”聴く”。
それが出来るようになると、”会話の支配は完璧なモノ”になります。
最初のうちは(というより講習を受けず1人では)、”相手の理解度の理解”を体得することはまず不可能でしょう。
出来てる人は”既に”出来ていますし、今現在アナタが”理解度の理解”を分からないなら、この先ずーっと分かりません。
しかし、そんなアナタに朗報!!
「理解度の理解が分からない」
「それなら…」
「確実に伝わる話し方にする!」
「それなら…」
「確実に伝わる話し方にする!」
「コレならさすがにわかるでしょ!」という伝え方で会話を続ければよいのです。
そのコツは…
「10才の女児と会話する」
まさにこのテンションで会話を重ねます。
もしアナタが”小学校低学年の子供”と話すなら、”小難しい単語”使いませんよね?
とにかく”会話表現を簡単にする”ことが大切です。
コレを意識するだけで、グッと”相手への伝わり易さ”は上がっていきます。
■”意思疎通”とは”感情の交換”である!!
しっかりと”意思疎通”が出来ている。
これは”表面上の言葉のやり取り”を指しているわけではありません。
意思疎通が出来ると、”話し手・聞き手で感情の共有が出来る”るようになります。
話し手が会話のルールを守り、聞き手に対し想いを伝える。
そして聞き手が話し手を受け入れしっかり話を聴くことが出来れば、”話し手の感情を聞き手が追体験する”ことが出来るのです。
普段の我々の生活は”理性”の上に成り立っています。
「食欲のままに飲み食いし」
「性欲のままに道行く人を犯し」
「怒りのままに人を殴る」
「性欲のままに道行く人を犯し」
「怒りのままに人を殴る」
こんなことしていたら、人類はすぐに滅亡です。
文明社会を築き発展できたのは、”欲望を理性で律してきた”からです。
でも人間は所詮、”生物の一種族”に過ぎません。
何かのきっかけで”理性”が弱まれば”動物の本能のままに活動”します。
「ストレスで暴飲暴食し」
「性生活は荒れに荒れ」
「心無い言葉を人に投げつける」
「性生活は荒れに荒れ」
「心無い言葉を人に投げつける」
そして人は感情的になっている時、往々にして”あり得ない判断”をしてしまいます。
だからこそ”感情を抑え・理性主導で生きること”を人は選んできたわけです。
しかし、もしアナタが”聴く力”をマスター出来ると、この章に書いてある”理性を破壊し感情主導で相手を動かすこと”が出来るようになります。
とても恐ろしいスキルですが、それほどのパワーを秘めた技術です。
詳しく知りたい方は”コチラ”をじっくり読み進めてみてください。
”聴くこと”は大変難しいスキルですが、努力で伸ばすことは可能です。
実際に私は日々の講習を通じ何十人もの”聴く力”を伸ばしてきました。
”聴く力”を使えると、”他人の人生を変える”ことが出来ます。
講習受講生は、私の”聴く力”により人生を大きく変え、年収が数倍になったり、仕事を改めチャレンジングな人生に乗り出すなど、鬱蒼とした人生からイキイキした人生に変わる人が多くいます。
もしアナタが”聴く力”を真剣に伸ばしたいなら、是非私までご連絡ください。
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■相手との深い会話をするのなら”落ち着いて静かな場所”一択!
相手の話しを集中し聴くには、”環境を整えることから始める”必要があります。
想像してみてください。
アナタの仲の良い友人が”シリアスな相談”をしようとしている際、ガヤガヤした安い居酒屋を選ぶでしょうか?
落ち着いている静かな場所を選んで話を聴きませんか?
同様に、初めて会う人や1on1で誰かと会う際は、出来る限り”落ち着いた場所”で会うのがベストです。
忘れてはいけません。
”話を聴く”のはアナタだけではないということを。
”落ち着いて静かな場所”なら、相手もまた”話しに集中しやすい”のです。
■誰かの話を聴いて”ゲッソリ”するのが”正しく聴けている”証拠!
全力で話を聴くと”ボロボロ”になります。
本書にある通り”言語外の音”にも集中して聴き耳を立てれば、精神的な体力の消耗は物凄いもの。
逆を言えば、話を聴いて”そのくらい疲れていないのなら、集中度合いはまだまだ”ということです。
以前紹介したナオミも、「疲れたら聞かない」と答えていました。
体力に限界があるように、”精神的な体力”にもまた限界があります。
「話を聴いていたのに、他のことを考えてしまった。」
そうなったら”限界のサイン”。
大事な話や大切な相手なら、会話を切り上げて解散しましょう。
■まとめ
全6回にわたり”聴く力を身に付けるコツ・ポイント”をお伝えしました。
”聴く”とは大変”能動的なアクション”です。
”正しく聴く”ことが出来なければ、”正しく話すこと”も出来ません。
”会話”とは、言葉の”表面的な意味を理解することではない”のです。
相手の考え・感情を理解し、”本当は何を伝えたいのかを理解することこそ、コミュニケーションの第1歩”になります。
”聴く”とは一見誰にでも出来そうなスキルですが、世の中の99%の人は出来ません。
正直記事を読んだだけでは難しいとは思いますが、まずは”知ること”が正しいスキル獲得の第1歩。
繰返し読みこみ日々鍛錬してみてください。
【前半】聴く力を身に付けるコツ・ポイント
第1回:人生を変える”聴く力”とは?
第2回:”聴く”本質とは?
第3回:国宝級諜報部員に学ぶ”聴く”極意
第4回:”頭が良い人”・”人見知り”こそ話を聴けない
第5回:自分の”ゆがみ”をまずは知る事から
第6回:”非言語”も会話の一部
第7回:”相手の理解度の理解”も”聴く”
第1回:人生を変える”聴く力”とは?
第2回:”聴く”本質とは?
第3回:国宝級諜報部員に学ぶ”聴く”極意
第4回:”頭が良い人”・”人見知り”こそ話を聴けない
第5回:自分の”ゆがみ”をまずは知る事から
第6回:”非言語”も会話の一部
第7回:”相手の理解度の理解”も”聴く”
【後半】聴く力が無いと起きる問題・課題
第8回:”聴いてるフリ”が一番最悪
第9回:自分の”ゆがみ”を知ることこそ聴く事
第10回:相手を”受け止め”ない限り真の理解は無い
第11回:”非言語”を理解し非言語を操る
第8回:”聴いてるフリ”が一番最悪
第9回:自分の”ゆがみ”を知ることこそ聴く事
第10回:相手を”受け止め”ない限り真の理解は無い
第11回:”非言語”を理解し非言語を操る
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「人生をよりよくしたいけど、方法が見えない…」
人生真剣に生きていれば「誰かに話を聞いてもらいたいけれど、上手く言葉に出来ない」そんな苦しい時が必ずあります。
・キャリアについて悩んでいる
・転職を絶対に成功させたい
・人生の方向性や生き方がよくわからない
・恋愛ってなんなんだろう など
現状を打破し「人生を何としてでも変えたい」そんな方は是非お気軽にご連絡ください、皆さん1時間程度の会話で晴れやかになり帰られています。
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みなさんの人生が少しでも、より良くなりますように。