思いのままに人を動かせてしまうのが”究極理解”。
前回は究極理解の”エッセンス・効果・書籍内の事例解説”を行いました。
今回は”究極理解”を身に付けるため”究極理解を知る”にフォーカスし解説していきたいと思います。
■究極理解には”レベル”がある!
本書では”究極理解には5つのレベル”があるとしています。
【Lv.0】相手を理解しようとしていない
【Lv.1】理解努力してるが、相手に伝わっていない
【Lv.2】理解努力しており、相手に伝わっている
【Lv.3】実際に理解している
【Lv.4】本人の認識外のことまで理解している
【Lv.0】相手を理解しようとしていない
「何を話そう?伝えよう?」と「自分のことで頭が一杯」となり相手の話が耳に入ってきていない・理解しようとしていない状態を指します。
「女性慣れしていない男性」や「テンプレ使おう!絶対今日抱こう!」と意気込みすぎている男性に多い症状ですね。
まずは落ち着きましょう。
デート相手は「アナタと会話をしに来ている」ので、こちらからガンガン話したりしたら超不自然です。
会話は双方向のコミュニケーションですので、まずは「相手の話」をしっかり聞くことから始めましょう。
【Lv.1】理解努力してるが、相手に伝わっていない
相手の話に耳を傾けているけれど、「聞く姿勢」が示されていないので相手には伝わっていない状態。
こちらも「女性慣れしていない男性」に多い症状ですが、具体的なNGポイントは下記の通り。
・相槌を打たない
・視線があわない
・会話が続かない
・気になる所を聞き返さない など
このようなコミュニケーションの取り方をしているならLv.1の状態です。
「あれ?この人コミュ障なのかな…」と確実に思われるやーつです。
【Lv.2】理解努力しており、相手に伝わっている
「聞く姿勢」は出来ており「あ、ちゃんと会話してくれようとしている」と相手に伝わっている状態。
本書では「このレベルからコミュニケーション上の効果がある」と説明されています。
しかし正直なところ、”モテ・恋愛”においてはこのレベルじゃ意味がない。
Lv.2は「最低限持つべきライン」といった感じの、スタート地点と捉えるべきでしょう。
【Lv.3】実際に理解している ★ココから効果あり★
相手を理解する姿勢を見せながら、しっかりと”相手を理解している”状態。
ここからようやく”効果のある会話”が出来ているレベルとなります。
デート相手からすると…
「めっちゃ話しやすい」
そんな感じ。
このレベルからがいわゆる”共感”になります。
ここで言う”理解”とは下記の2点がセットです。
①”言葉そのもの”理解
②”言葉の裏”の”意図・意思・想い理解
”相手が話した内容”を理解するのは当たり前です。
出来ていない人も多いですが出来ないと厳しい。
会社にもいますよね「指示を受けた内容と全然違うことをしちゃう」人。
そうゆう人は①が出来てない。
①は出来ている前提で、②まで理解することが重要です。
②は完璧に理解するのはほぼ無理なので50%~70%ぐらい理解出来れば十分です。
②まで理解出来れば、デート相手が感激し精神的に奴隷になります笑。
目指したいのはまずこの”②のレベル”。
【Lv.4】本人の認識外のことまで理解している ★彼女理解の最も深いレベル★
相手自身が気づいていない感情・考えにまで理解が及び、相手からすると「涙が出るほど」感動している状態です。
デート相手からあなたに対しての絶大な信頼が生まれている状態。
[Lv.3]続いて[Lv.4]も、勿論身に付けたいレベルになります。
少し脱線しますが、”ジョハリの窓”はご存じでしょうか?
これは”自分が知っている自分”・”他人が知っている自分”を掛け合わせ、”自己の認識・理解を4象限”で表したものです。
図の通り、職場や友達に見せる自分は大体”開放の窓の自分”なんですよね。
本当に気心知れた人には”秘密の窓”も見せるかもしれない。
Lv.3の状態って”秘密の窓”をこちらからガンガン開けている状態なんですよ。
デート相手からすると「え、話してもいないのに…なんで分かるの?」という状態です。
Lv.4は”盲点の窓”を開けることです。
”彼女すら知らなかった彼女”をこちらから共有していく感じです。
「え、そうだよ本当に!」
そんな言葉が彼女から出てきます。
デートではLv.3が使えれば十分です、彼女達はそれで感動するし抱けます。
本書では「Lv.4はLv.3の先にある」ような記載がありますが、死ぬ程デートを重ねてきた(週10デートとか)私からすれば、この認識は異なります。
「Lv.3とLv.4の関連性はあるが、Lv.3の延長にLv.4があるわけではない。Lv.4を理解することでLv.3の内容をより深く理解することが出来る」
上記が私の結論です。
”対人関係”・”モテ・恋愛関係”においては、”Lv.3とLv.4の考え方/使い分けの仕方”が整理されていないと混乱すると思いますので、次で説明していきます。