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【書籍紹介】人は聞き方が9割(前編)感情を聴く会話でコミュニケーションマスターになれ!

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■”デジタルの進化”で見直される”生のコミュニケーション”の重要性

皆さん次の内容に心当たりはありませんか?
デジタル技術の発達によりビジネス・プライベートかかわらずコミュニケーションが簡単にとれる社会になりました。
LINEやTEAMSでチャットし、必要があればすぐにテレビ電話でコミュニケーションが取れる。
今後5年~10年の間で”作業的なコミュニケーションは激減”していきますが、代わりに対面でじっくり話す”生のコミュニケーションの重要度”は相対的に増していきます。
デジタルツールでは対応できない内容ばかりが”生身のコミュニケーションとして残る”ので、”対人機会の重要性”はますます上がっていきます。
また、デジタルツールの発達で”遠く離れた人とも気軽に話せる機会”が増えました。
スマホ・アプリの登場で”自宅で1人”のはずなのに、”まるで自分の部屋に知人・友人で一杯のような”状態になっています。
古くから”コミュニケーションの悩み”はありましたが、現在は”また別のコミュニケーションの悩みフェーズ”に入ってきたと言えるでしょう。

■”聞く”ことを”内容の把握”とするから意思疎通が出来なくなる!

”コミュニケーション”と聞くと、まず思い浮かぶのが”上手に話すこと”ではないでしょうか。
でも実は”聞くこと”の方が”コミュニケーションにおいては10倍大事”になります。
当たり前ですが”話す”には”相手が何を言っているのか”まず聞く必要があります。
しっかりと”相手の話を聞き”・”相手が何を伝えたいのか深く理解”する。
それが出来て初めて”こちらが話すこと”が出来るのです。
呼吸と一緒ですよね。
深く深く息を吸いたい(話す)なら、まずは思いきり息を吐かないと(聞かないと)いけない。

「さすがに聞くぐらいは」
「普通に出来てるよね」

「聞くことぐらいはちゃんと出来ている」
多くの人がそう思っていますが、でも本当にそうでしょうか?
試しに次の文章を読んでみてください。
ドキッとしませんか?
恐らく世の中の大半の人が”聞くということを内容の把握と捉えている”と思います。
ハッキリ言いますがそんなの出来て当たり前。
そうではなく”聞くとは相手の感情を聞くこと”です。
AIの急速な発展を見れば分かる通り、今後の社会では”内容の把握ならAIなどのデジタルツールが代替”していきます。
”内容の把握”が機械で置き換わるなら、”生身の人同士”が行う”コミュニケーション”とは一体何なのでしょうか?
そうです。
”感情を聞くコミュニケーション””聞くこととして残る”のです。
ちょっと考えると”ゾッ”としませんか?
普段の会話で皆さん”相手の感情を理解しながら”話を聞いていますか?
恐らく出来ていないと思います。
”感情を聞く”のはスポーツと同じ”スキル”で、意識してトレーニングしなければ身に付かないもの。
ましてやトレーニングを数日積んだだけでは「ハイ出来ました」と絶対になりません。
一方で”感情を聞く”という発想を持ち、”正しいアプローチを続ければ身に付けられるスキル”でもあります。
今回紹介する書籍は”聞くことの重要性”を説明しつつ、”感情を聞くコツ”を初心者向けにまとめてくれた良書です。
しかし一部の内容は”そのままマネれば大事故につながる箇所”も。
別記事で詳細を説明しますので”必ず確認”するようにしてください。
普段私は、医師・弁護士・建築士・東大京大生など”ハイスペック人材”に向け”聞く力を伸ばす講師業”をしています。
講習を通じ彼らの”聞く力”を伸ばす過程で得た”リアルな現場経験”を踏まえ、”聞く力を身に付ける為のアリ・ナシ”を本書を引用しながら解説していきます。
”感情を聞く会話力”を身に付けた講習生からは、毎回「感動した」と物凄く熱いメッセージをもらっています。
彼らが口を揃えて言うのは「今日、生まれ変わった」というキーワード。
”今までの聞き方”から”相手の感情を聴く会話”に変われると「まるで今日生まれた」かのような強烈な感覚・感動を得るそうです。
そのくらい”感情を聞く会話”というのは難しくもあり、普段の皆さんでは絶対にしていない会話方法でもあります。
”相手の感情”を理解し”感情を聞く会話”が出来ると、恐ろしいくらい”意のままに人を動かすこと”が出来ます。
”感情を聞く会話術”に関しては、別途以下の記事にまとめていますので、気になる方は読み進めてみてください。
”内容を把握する会話”から”感情を聞く会話”に発想を変える。
”聞く”とは皆さんが想像する以上に大変重要なスキルです。
それでは書籍から適宜引用・抜粋し”聞く力”を伸ばす為に重要な考え・コツを説明していきます。

■”聞く”とは”内容の把握”ではなく”言葉の裏の感情”を聞く事!

改めて再掲になりますが…
自分では”ちゃんと聞いてる”つもりなのになぜか”聞いていない”と言われてしまう。
皆さん1度は経験したことがあるのではないでしょうか?
書籍で1番重要なメッセージが引用箇所後半に書いてあります。
”聞く”ということの解釈に違いがあるのです。
”人間関係における聞く”とは、”感情を聞く”ということ。
”表面上の言葉”ではなく”裏にある感情を理解する”ということです。
コミュニケーションで悩む方は”聞くことの定義を取り違えている”から上手くいかない。
”内容の把握=表面上の言葉”も確かに大事です、特に仕事では”表面上の言葉”を理解しないと始まらないですしね。
しかし人間は”感情で動く生き物”です。
”表面上の言葉が基礎となる仕事”においてすら、”言葉の裏にある感情を理解すること”は大変重要です。
胸に手を当て思い出してください。
「意思疎通はしっかりできている」
そう思っていた部下・後輩から裏切られる様な行為を見たり・受けたことはありませんか?
なぜそんなことが起きてしまうのでしょうか?

「意思疎通は出来ている!」

そう思っていたのに裏切られてしまうのは、単に”内容の把握しか出来ていなかったから”なんです。
”コミュニケーションの本質””感情の理解”です。
相手の”感情を聞くこと”が出来なければ、”生身のコミュニケーション”は上手くいきません。

■”人間の本能”を理解すれば”聞く”重要性と”聞くコツ”が分かる!

書籍では”人は本来話したい生き物だ”と記されています。
”コミュニケーションの達人”は知っている”人の3大心理”が次のようにまとめられています。
”自分のことが一番大切/自分に一番興味がある”
”自分のことを認めて欲しい/自分のことを分かって欲しい”
”自分のことを分かってくれる人”が好き
みんな”自分のことで頭が一杯”なんですよね笑。
この”3大心理””コミュニケーションのミソ”がぎっしり詰まっています。
”自分のことだけ”を考え我先にと生きる。
次の図をご覧ください。
これは”コミケ”と呼ばれるイベントでの”始発ダッシュ”の画像です。
大量のオタク達が目的の会場に向かい全力ダッシュしています、他の人などお構いなしに猛突進で進みます。
”自分のことが一番大事”な皆さんの会話も、”オタクたちの始発ダッシュと同じ”なんです。
”自分のことで頭が一杯”で、”相手のことなど何も考えていない”。
我先に我先にと相手にぶつかりながら前に前に進んでいるんです。
もちろん人生においては”自分が一番大事でOK”ですが、”コミュニケーション”では”自分中心から他人中心に考え方を変える”必要があります
”相手ファースト”で会話が出来ると、驚く程簡単に深いコミュニケーションをとることが出来るようになります。
みんな”自分のことを分かって欲しい甘えん坊”なんです。
コミュニケーションをとる相手が”何を考え・何を感じ・何を大切にしているか”。
”自分のこと”で頭が一杯の相手に対し、「あなたはどんな人なのか?」と興味を持って話を聞いてみる。
”コミュニケーション”の最大のポイントは、あなたの「自分のことを分かって欲しい!」という感情を脇に置き、”話相手に心から集中すること”から始まります。
まずは”相手を受け入れてあげる”という感覚が何よりも大事。
頭ではいくら分かっていても無意識のうちに「私のことを理解して欲しい!」という欲求が先走り”自分語りを始めて”しまいます。
そうなれば”あなたと相手の自分語り合戦”に突入、まさに”コミケの始発ダッシュ”そのものですね。
そうなれば”言葉の裏の感情”なんて分からなくなって当然です。

■”言葉の裏の感情を聞く”ためにすべき事とは?

”言葉の裏の感情”。
この”感情を聞くこと”が出来る人は世の中見渡せど殆どいません。
私の友人・知人にはカウンセリングを受けてる人が複数人いますが、彼らの話を聞く限り”言葉の裏の感情を聞くカウンセリング”が出来る先生もほぼいません。
”言葉の裏の感情を聞くスキル”を持つ身として様々な方と接してきましたが、同じスキルを持つ人は数人程しか会いませんでした。
肌感覚で言えば日本全体の1%…いや”0.1%以下しか持たない超レアスキル”だと思います。

「そんなに難しいスキル?」
「身に付けられるの?」

難解なスキルであればあるほど、「本当に出来るの?」と思ってしまいますよね。

「ご安心を」
「正しいアプローチと努力」
「これで感情を聞くスキルは身に付く」

いわば皆さんは”初めてプールに入った小学生”と一緒で、「本当に私が25m泳げるの?」と感じているのと同じです。

「講習を受けて世界が変わった!」

中長期でしっかり講習受講されている方は”感情を聞くスキル”を会得し、皆さん口々にそろえて「見える世界が変わった」とコメントしています。
”感情を聞くスキル”の身に付け方は、まず”世間一般の聞く定義”である”内容把握から感情理解に意識を変える”所からです。
”感情を聞くスキル”の正しい身に付け方はありますが、今回紹介する書籍だけでは到底たどり着けない境地です。
当書籍はいわば”こんな世界があるよ”という紹介と、”初心者はまずこれをしよう”という導入の内容。
”初心者向けのスキル習得のコツ”は記事後半でじっくり説明します。
本気で”感情を聞くスキル”を身に付け「コミュニケーション”を円滑にしたい!」、そう思われる方は次の記事もじっくり読み込んでください。
記事を読み込み「どうしてもこの世界が知りたい!」と思った方は、是非下記からご連絡を。
私は日々”感情を聞くスキル”についてハイスペック人材含め大学生~40代の方にまで教えています。
本人の”社会的なスキル”に関係なく、”感情を聞いていない人ばかり”です。
なんならむしろ”ハイスぺ男性の方が感情を聞くのが苦手”な印象すらあります。
これにはもちろん”ハッキリとした理由”がありますが長くなるので今回は割愛。

■まとめ

”コミュニケーション””聞くこと”から始まります、決して”話すことから始まるのではありません”。
相手は”どんな人”なのか?
どんなことに”興味・関心を持っている”のか?
どんな人生を歩みどんな”哲学・ポリシーで生きている”のか?
まずは”聞くことの定義を変える”所から始めましょう。
”内容の把握”という機械でも出来ることから、”感情を聞くという人間しかできないコミュニケーション”に。
次回は”感情を聞くコツ”についてたっぷり説明していきます。

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