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大規模展示会は日本初!スペインの巨匠ミケル・バルセロ展

何気なく見た美術館サイトをスクロールしていると、気になる雰囲気の絵が… 展示会は新宿にある東京オペラシティアートギャラリー。 自宅からタクシーで20分程なのでPCをパタンと閉じ、その足でふらっと行ってきました。 インスピレーショナルな作風と作品の数々にエネルギーを貰える展示会、めっちゃ良かった! <良い気>が集まっている場なので、リフレッシュしたい方にはオススメです。 ■<素材が作品を創っていく>という独特なインスピレーション 現代芸術を牽引する1人として評されるミケル・バルセロ。 名の通り生まれはスペイン・故郷はマジョルカ島になりますが、彼の活動は生地スペインをはじめ、パリ・マリ(アフリカ)・ヒマラヤ・アジアなど世界各地に広がっています。 今回の展示会は日本国内で初の大規模な個展とのこと。 彼の作品の面白い所は「描くモノを決めずに。あるいは描くイメージを持たずに<利用する素材>を起点に作品を偶発的に作り上げていく」スピリッツにあります。 世界各地を旅するアーティストは多いですが、彼の場合は必ずしも「絵を描く」事に適した土地を巡るわけではないので、訪問した先の土地土地で素材・染料・原料を調達し、その物質にインスピレーションを受け作品を作り上げています。実際、作品の中に<現地ネイティブの人達が利用している素材>を練りこむ・利用し作られているものが多くありました。 興味深かったのはその作風。 著名なアーティストによくあるのは、個々人の作風にどこか統一性が見られる為、例え知らない作品であったとしても「あ、彼の作品だよね」とその作風から作者が分かる場合が多くあります。 しかしミケル作品の場合、そのテイストや作品のヴァラエティが良い意味でばらついている為、1つの展示会のはずなのにまるで複数人の合同展示会を見に来ている錯覚を受ける程にテンションや雰囲気の異なる作品を多く楽しむことができます。 これは恐らく彼が「素材から受けるインスピレーションを偶発的に作品に仕上げる」プロセスで作品を造っている為だと思われます。作者自身のインスピレーションから素材を選ぶのではなく、素材がインスピレーションを与えて作品が仕上がっていく感じ。 ■非常にインスピレーショナル!エネルギーを貰える展示会は珍しい! 長ったらしい前置きは脇におき、展示会概要とその雰囲気です。 概要は下記の通り(詳細は<コチラ>)。 ・期間  :2022年1月13日(木)~3月25日(金) ※月曜休館 ・会場  :東京オペラシティ アートギャラリー3F ・開館時間:11:00~19:00 ・入場料 :一般1,400円/大学・高校生1,000円 オフホワイトを基調とした展示会スペースは入口こそ狭く見えますが、中はかなり広め。1つ1つの作品を落ち着いてみるとなると、大体1時間はかかる程の広さになります。 序盤は彼の生地スペインでの経験を取り込んだ作品が多く、スペインっぽい鮮やかな色調の作品から、自然の美しさとつかみどころの無さを捉えた様な、澱んだ色調の作品が並び、彼のセンスにしみじみと浸ることができます。 油絵でありながら…というより油絵だからこそ立体的な作品は多くありますが、彼の場合<より意図的に>立体的に見せている作品が多くありました。 例えばコチラの作品。 湧きたつ海面を切りとった作品ですが、横からみるとこんな感じに。 非常に立体的であり、だからこそ感じる躍動感や彼の想い・見えていた世界を疑似的に感じる事が出来ます。 更に!立体的に作るからこそ楽しめる作品の見方が「作品を左右別角度から見る」こと。 例えば前述の作品を左右両方から見ると… 一方は「凪の日の海面」にも見えるし、もう一方は「嵐の前に怯える海面」にも見える。 こんな感じで、静的な展示物でありながら動的に表現しそのように楽しめる作品が他にも多々ありました。 冒頭挙げた様に、彼の作品には良い意味で一貫性が無い。だからこそ彼だけの展示会なのに種々様々な作品が楽しめます。 今回の展示会向けの説明ではないですが、専門家による彼の作品の説明もどうぞ。 ■芸術家とは<自然エネルギー>を形に変える人? 彼の作品を見て・触れ改めて思ったのは「芸術家は自然の中にあるエネルギーを電波塔の様に受け取り、それらエネルギーを自身のエネルギーと合わせて・混ぜて捏ねて、形にして外に出している」のではないか、という感覚。 美術館は神聖・厳かで楽しい一方、モノによっては作品にエネルギーを吸い取られるかの様な疲労感を感じるモノも多くあります。 その中で今回のミケル展は逆にエネルギーを貰う作品が多くありました。 実は彼の展示会の最後のエリアでは「これからの活躍が期待される新人アーティスト」の作品が回廊形式で沢山展示されていたのですが、やはり彼の作品と新人アーティストの作品では発せられるエネルギーが全く違う。 ミケル作品は訪問先で見つけた自然の素材を多く利用し作品を創っていたり、彼が生活の中で吸収した自然エネルギーを放出する形で作品を作り上げています。 作品は勿論、陽のもの・陰のもの両方ありますが、それでも尚彼の作品が強いエネルギーを発し元気を与えるのは、自然に存在するエネルギーを作品という形で放出しているからなんだろうな…とふと感じました。 ■西新宿と言えばパークハイアット 美術館の施設内もちょっとウロウロ出来る様なスペースはありますが、美術館自体が<西新宿>に位置しているので、折角なので是非パークハイアットでお茶をしましょう! この時期は丁度<イチゴ>のシーズン。 みんな大好きピークラウンジでは<ピンクブロッサム>なるもののアフヌンをしています。女の子好きそう…笑。 料金は1人7,000円~10,000円。アフタヌーンティーはどこもこれぐらいすると考えると、ちょっと高いですが、たまには彼女・セフレ・その他友人なりを喜ばせるのもありかもしれないですね。笑…

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