芸術の秋。という事でガンガンCMも流れている<KAWS TOKYO FIRST>展に行ってみました。 いつも蜘蛛が展示してある六本木ヒルズに「金ぴかの巨大オブジェ」が並び立っていたので結構気になっていた所、嬢から「あれ結構有名だよ」と指摘され「行くしかなくね」と即行来展。 がしかし。美術館をぐるぐる回るうちに「金ぴかオブジェ=村上隆作品」「目が×印スヌーピー=KAWS作品」と全く別のアーティストだった事が発覚。「あれだけ金ぴかオブジェデカかったら見間違えるよね」と自己フォローし美術館を楽しみました。 現代アートという事もあり肩ひじ張らずフラッと見れる所も魅力。週末に訪問しましたが結構な人気で入るまでに少し待ちました。中見に来てたのは殆ど20代前半の女性グループorカップルかな。その年代の女性とアポる事が多い人は話のネタに引っ張て来てもいいかも。 ■KAWSとは? そもそも美術館に行くまで本作品の制作者<KAWS(カウズ)>なんて一切知らなかった私。 美術館をウロウロしながら色々調べてると公式サイトには下記の様な説明書き(抜粋)が。 KAWSはポップカルチャーのアニメーション作品からインスピレーションを受け、とりわけ、目の箇所に×印を施した色彩豊かなキャラクター作品の数々はKAWSの代名詞となっています。巨大彫刻や、線や色彩を強調したペインティングなど、KAWSによってハイブリッド化されたキャラクターたちは、KAWSが探求しつづける「人間の本質」を体現しています。 コマーシャルアートとファインアート双方の領域を網羅するKAWSの視覚的アプローチに迫り、制作初期の作品から最新作までの絵画や彫像、プロダクトなどを通して、そのユニークな芸術制作の軌跡や美術史的意義をたどります。 ・ポップカルチャー:世間皆が好きな一般的な文化(ワンピースとか) ・コマーシャルアート:相手から求められ創る描くアート(ビジネス目的) ・ファインアート:自分が創りたいものを創るアート(芸術目的) 公式サイトの説明の通り「よく知ってるアニメキャラクターのパロディ」「派手な色使いでのヴィヴィッドなイラスト」「ハイブランドとのコラボ」「2次元・3次元双方での作品」など、シンプル&生活に身近なモノを使って新しい視点で制作された作品が多くとても親しみやすい(見やすい)。 一方<単なるけばけばしい作品>にとどまらないグイグイ引き込まれる魅力があって中毒になりそうな魅力がありました。大雑把に作られている様な印象を受ける作品が多いですが、よく見ると結構緻密。 KAWSの<遊び心>が透けて見える作品が多く展示されています。 ■まとめ 「へぇ面白いじゃん」美術館を楽しむコツは肩ひじ張らず「感覚のままに」見て楽しむことだと思います。 その道のプロが魂を込めて作った作品を素人の私達が真に理解し見れるなどほぼ無理。 であれば「彼らが見えている・見ている世界」を、作品を通じて間接的に楽しめれば十分。普段の生活とは全く違った世界に触れる事で、価値観・感覚に新しい領域が拓ける事が美術・芸術を楽しむ1つの理由だと思います。 KAWS展は10月11日まで。TICKETはちょっと高めですが感度高めるにはお勧めです。 【公式サイトはコチラ】…