今回は「違和感がない会話をどう深掘りするか」というテーマで話していきます。
会話していて、特に違和感がない話ってありますよね。
たとえば、相手が「仕事は普通に事務です」とか「最近は映画見たりしてます」と言ったとき。
特に引っかかるところもなくて、「あ、そうなんだ」で流してしまう。
でも実は、ここに大きな落とし穴があるんです。
口説きを勉強している多くの人は“違和感があるときだけ深掘りする”と考えていますが、それは違います。
違和感に反応するとは、たとえば「なんか嘘っぽいな」とか「言ってることが矛盾してるな」って思ったときですね。
でもそれだと、相手の価値観の8割を見逃すことになります。
今回は“違和感がなくとも深掘りできる方法”を具体的に説明していきます。
選択に宿る価値観
まず最初に“違和感頼りの会話”がなぜ危険なのか説明します。
多くの人は、違和感を感じた瞬間にしか深堀しないので“普通の話題”はスルーしてしまっています。
しかし人の価値観は“普通の選択”の中にこそ現れます。
たとえば「なんでその服を着てるの?」とか、「なんでその店を選んだの?」みたいな何気ない選択。
この“日常の中の小さな意思決定”にこそ、その人の“思考のクセ”とか“人生観”が滲み出てくるのです。
だから「違和感がある話」だけ掘っても、深度が浅くなります。
本当の“その人らしさ”を知るためには、一見普通なところをどう掘れるかが重要になってきます。
好奇心ベース
ではどうすればいいのか?
答えはシンプルで“違和感の有無”に限らず、自分の好奇心ベースで質問をしていくことです。
正しく表現すると、“状況がよく見えない”・“聞いていて話がはっきりしない”部分こそ詳細に聞いていく姿勢が求められます。
「なんとなく、分かった」ではなく、自分が小説家になった気持ちで、「読み手がありありと状況を掴めるようになるには、あと何を聞かないといけないのか?」
この観点で質問をしていけばOKです。
会話を「へぇ、そうなんだ」で終わらせるのではなく、「なんでそうなんだろう?」と自分の中に“?”を立てるのです。
この「なんでなんだ?」を意識するだけで、会話の質が一気に変わります。
「この人はどういう考え方をしてるんだろう?」
「なんでこの選択をしたんだろう?」
このような小さな好奇心を、相手に対する興味として向けていく。
すると、相手は自然と自分の価値観を話し始めてくれます。
ここまで読んで、
「なるほど、好奇心を持つのが大事なのは分かったけど…」
「実際にどう質問をすれば、相手が本音を話してくれるの?」
そう思った方も多いと思います。
実はこの“質問の切り込み方”と“会話の主導権の握り方”には、プロの口説き手が使っている明確なフレームがあります。
詳細はこの下の【会員限定セクション】でご覧ください。