講習受講の相談に来る方がよく口にする悩みの1つに、「講習は受けたいけれど、お金がありません…」という困りごと。
講習生のお金トラブルを沢山解決してきた身からすると、彼らは「収入が低くて困ってます」というより、「お金の使い方が下手くそで困ってます」が実態です。
「お金がない！」と思っているみなさんも、実は、「収入はあるけれど、使い方が間違っている」という場合がほとんどです。
今回はそんな方に向けて、私が実際に行っている「お金の使い方コンサル」について、全貌をお伝えしていきます。
■大事なことは”お金使いのセンス・感性”を磨くこと
「お金が無い！」と思っているほとんどの場合、実際は「不要なことにお金を吸い取られている」ことが多いです。
お金が無くなるとみなさんやりがちなのが、”節約・倹約”ですが、実はこれはナンセンス。
というのも、「お金が無い！節約だ！」と脳死で動いてしまうと、お金がちょっと溜まる・出来るとすぐにまた「ガンガン使うぞ！」とお金が蒸発する無限ループに陥るからです。
みなさん、何となく心当たりありますよね？
本当に大事なことは、「お金を使うセンス・感性を磨くこと」にあります。
お金を使うセンス・感性があれば、「本当に必要なものにだけお金を使い、あとは0」という状態がキープ出来て、自然とお金が貯まるサイクルに入れるのです。
一見簡単に聞こえますが、実はこれが非常に難しい。
「今貯金が0円でも、本当に必要なら1,000万円借金してでも行動に移す」
「今貯金が1億円あっても、不要なことなら10円のお金も使わない」
この感覚が”骨身に染みるほどしっかり根付け”ば、自然とお金は貯まっていきます。
”自分にとって本当に必要なことを見極める感覚やセンサーが壊れていると、湯水のようにお金が消えていきます”。
お金がない人が本当にやるべきことは、「本当は何にお金を使うべきか？」というお金使いの見極め力・感性を鍛えることが最重要です。
■お金遣いのセンスとは「必要ならとことん借金してもやる／不要なら10円も支払わない」感覚
前述の通り、お金がないとみなさんやりがちなのが「とにかく節約」という発想。
しかしこれはNGです。
ストレスがたまるばかりでなく、お金遣いのセンス・感覚が全く鍛えられない悪手です。
人生において”お金自体に価値や意味はほとんどなく”、生きていて価値や意味を感じられるのは”体験や経験”です。
その体験や経験をする際に現代では、お金を支払うというプロセスがあるのでなんとなく”お金に価値や意味がある”と感じているわけですが、それは違います。
なので「脳死で節約」をしてしまうと、生きている価値・意味の根源である体験や経験が得らえず、「あれ？そもそも俺なんで生きてるんだっけ？」みたいな生気のない生活を送ることになってしまいます。
人生がどんどんしぼんでいく感覚ですね。
お金遣いのセンスを鍛える意味でも重要な考え方とは…
「本当に必要なことならば、たとえ1,000万円借金してでもやる」
「自分にとって不要なことならば、たとえ10円でも使わない」
この発想が、お金をためていく上で何よりも重要です。
この考えがしっかり身につくことで、人生の価値や意味を見失うことなく、必要なことにお金をしっかりと使え（借金も含め）て、不要な支出を徹底カットし自然とお金が貯まるようになっていきます。
■窮地に追い込まれてこそ感性・感覚は研ぎ澄まされる
ではどうしたら「お金のセンス・感性が磨かれるのか？」となると、結論はズバリ「お金がない状況で生活すること」になります。
具体的に言うと、「毎週限られた現金での生活を徹底」することで、お金の価値やありがたみ、本当に必要なものや無くても良いものを見極められるようになります。
ここで肝となるのは、1週間で使える金額設定と現金生活の徹底、そしてそれを中期的に続けることです。
具体的なプロセスを挙げると下記の通りです。
① 1日の生活費の整理
② 1週間で必要な生活費見積
③ 1か月分の生活費を現金化
④ ③を週単位に分け利用
⑤ 2か月にわたって継続
繰返しになりますが、大事なのは「現金ONLY」で行うこと。
そして、世間的な要・不要の観点ではなく、あくまでも「自分にとって要・不要」で見極めることです。
人によっては、「ポイントの方が溜まります！」「普段からカード使っているので！」みたいな話が出ますが、絶対に現金ONLYにこだわること。
ポイントやカードユーザーは現金の重さ・ありがたみが分かっていないことが多く、所得が多い人ほど気にせずポンポン使いがちになります。
「手元にある現金だけで生活しきる」を徹底すると、目に見えてお金が減っていくので、使えば使うほど「この支出は本当に良いのか？」を考えるようになります。
私のコミュニティでも「お金のコンサル」を受講する人は一定数おり、講習生の所感・効果・成果については下記を参考にしてみてください。
▶ コンサル受講効果① ※作成中
▶ コンサル受講効果② ※作成中
ちなみに、現金生活の中には、美容・医療・通勤通学の費用も入ります。
■まとめ
「お金が無い！」と困っている人のほとんどは、「お金の使い方が下手なだけ」が大半です。
脳死で節約の発想では、お金が少しできた際にまた無駄遣いをしてしまいますし、そもそも人生を豊かにする経験や体験への投資が出来ず人生がしぼんでいきます。
まずは「お金遣いのセンス」を高めるために、「徹底した困窮状態」を作りましょう。
限定されたお金の中で生活することで、「これって本当に必要な支出なのか？」を見極める習慣が出来ます。
毎週の支出を講師と見直し、「〇〇だと厳しい」「□□は不要だと分かった」など気づきや発見も沢山出てきますし、効果が出やすい施策の進めやすさの相談ポイントも出てきます。
1人では「お金使いの感性がつきづらい」と感じたら、お気軽にご相談ください。
