Youtube shortsで話した、
「その一言スルーしてない?」の続きについて、がっつり深掘りしていきます。
「会話は悪くないのに最後が決まらない…」
もし心あたりがあるのなら、今回の内容で一気に“刺さる会話”に変えましょう。
今回のゴールは3つ。
1.違和感について正しく理解する。
2.“基準点”を使い違和感を拾う
3.拾った違和感を、相手の本音まで“優しく”刺しにいく
これらの手順を1つずつ見ていきましょう。
● 違和感とは何か?
まずは”違和感”の定義から確認していきましょう。
ここでいう違和感とは「その人の“普通”が、世の中の“普通”から外れたサイン」のことです。
言い換えると、あなたが話を聞いていて「ん?」が出た瞬間です。
発言・行動・タイミング・言葉選び、この違和感はどこでも起きえます。
例を幾つか挙げてみましょう。
「今23歳だけど30歳までに安定したい」
「毎日サウナ2時間はマスト」
「元彼、全員10歳以上年上なんだよね」
「推し活で年100万円使ってる」
「予定は“ぎっちぎち”に埋めないと不安」
どれも“世の中の平均”からズレていますよね
ズレには理由があります。
まずは“違和感とは何なのか?”を正しく理解する、定義を持つことが出発点です。
● 違和感を拾う基準点
違和感を拾えるかどうかは、自分の中に“基準点”があるかで決まります。
基準点とは「一般的にはどうなのか?」という物差しです。
つまるところ“基準”が決まっていない、分からないことには、ズレに気づくことはできません。
例えるなら、平均身長という“基準”があるからこそ、「平均身長より低い・高い」が分かるわけです。
“世の中の平均・基準はコレ”という中心が分かっていることは、実はとても重要です。
基準点の作り方はシンプルです。
ジャンルごとに“世の中の平均”を自分なりに暫定で置いておくこと。
たとえば、恋愛・結婚・転職・独立の“よくあるタイミングレンジ”や、生活リズムの“多数派”。
恋愛履歴やお金の使い方、そして価値観などですね。
何も難しく考える必要はありません。
あなただって“平均の中の1サンプル”なわけで、自分の感覚や基準をはっきりさせるだけでも十分に“基準点”を持つことはできます。
ポイントは、絶対的な正解はいらないということです。
“偏見の押しつけ”にならないように、「仮の基準」を持ちつつ、相手の話でアップデートする姿勢でOK。
●ケーススタディ
Youtube Shortsで出した、23歳の女性が『30までに安定したい』という話を基に考えてみましょう。
ここでまず重要なのが、アポ相手からの発言に対して『え?なんで?』と即時で反応できるかどうかです。
よくあるNG例:
彼女:「30までに安定したいんだよね」
あなた:「へぇ、そうなんだ。で、趣味は?」
彼女の違和感に対して、完全スルーで話題展開してしまっています。
そもそも「30までに安定したい」と発言していますが、“安定”ってどんな領域で何を指しているのでしょうか?
違和感だらけの発言なので、まずはこの発言にフォーカスし、丁寧に内容を精査していく着眼点が持てるかが勝負の分かれ目ですね。
このNG例の場合、男性側の会話は“会話の表面を撫でただけ”です。
深度ゼロ。
これでは相手の“本音ゾーン”には、いつまでたっても入れません。
ここで、あなたに質問です。
さっきの「23歳で『30までに安定したい』」という一言。
あなたなら、その場で何て返しますか?
・「へぇ、そうなんだ」で流す?
・それとも、適切な“優しく刺しにいく一言”を出せますか?
ここからは、実際の会話で使える良い流れ例と、「違和感を刺す4ステップ」及び、3つの追加ケースを公開します。
自分の会話を“刺さる会話”に変えたい人は、先へ進んでください。