社会人になると「あっという間」に毎日が過ぎていきます。
日々のアレコレに忙殺され…
気が付けば…

「夏が来て」
「秋が来て」
「冬が来る」
そして気が付けば1年が終わっている…
そんな感じで20代も中盤になり、後半になり、気付けば30代突入…

「気付けばこの年に」
「集中したい事に注力出来ない」
そんな<不安>や<不満>…
どんどん溜まっていきますよね?
今回紹介するのは…

・気づいたら毎日が過ぎていく
・何となくこの年齢まで来てしまった
・注力したいことに集中できない
そんな<不安>を解決する為の本。
併せて今回は、私が普段超使っている<驚く程タスクが進む理論>も独自にご紹介します。
簡単な書籍のまとめと考察をお伝えします。
■人生の正解を生きたい!!その為に情報を集めすぎる結果結局人生を間違う!!
<情報化社会>と言われて久しいですが、もはや<ググれば>ある程度何でも情報が揃う時代になりました。
そして困るのが…

「どれが正解か分からない」
「集めれば集める程」
「分からなくなる…」
そうなんです。
現代は誰でも<情報発信>が簡単に出来てしまう時代。
それ故、以前までは<会社の信用>を背景にある程度精査されて出ていた情報が、背景や根拠の無いまま<捏造に近い状態>でガンガン世に
出てきてしまっています。
SNSマーケが盛んになったこともあり<過剰広告>や<過剰表現>で、情弱を煽りに煽り<課金させる>ビジネスが爆発的に増えました。
Twitterで飛び交う<煽り文句>…皆さんゴミくずみたいな情報商材を買った経験はありませんか?
結果的に…

「分からない…」
そんな状態になっています。
本書では次の様に指摘がありました。
「よりよい未来を手に入れるために人は情報収集するが、情報を集めすぎると結局行動できなくなる。」
「そして情報を集めすぎた人は<物事をシンプルに/大局的に>考える事が出来なくなり、結果的に<判断を誤る>。」
選択肢が多い程<人は間違う>というのは実験でも証明されている様です。
ここで大事なのは…

「情報が多いと…」
「人は判断を誤る!!」
そう。
<正しい情報>だけ集めたとしても<本人にとってベストな選択>を間違えてしまう。
もしこれに…
<煽り文句の入った過剰な情報>
そんなものが含まれていたら…

私は講習を通じて、沢山の講習生や相談者と触れてきましたが、本当に皆さん「普段目にするよく分からない情報」に踊らされています。
情報は間違いなく集めた方がいいんですよ。
しっかりと準備した方が良い。
一方で…

「それで終わり?」
違いますよね?
大事なのは<行動に移す>事。
結局<やってみないと>分からないわけです。
だから情報は集めすぎず<行動に移す>事に重点を置く。
そして大事なのは<100発100中はない>ってこと。
だから<1ショット>で終わってしまう様な行動ではなく、<継続的に何度も挑戦できる環境>を保つことが重要。
当然キーとなるのは…

「時間」
この2つ。
この2つが枯渇してしまい、しばらくフリーズしてしまう様な<挑戦>は避けるべき。
大事なのは<何度も/継続的に>挑戦できるような<環境>を保つこと。
本書にはこうもあります。
「錯覚的真実効果というのがある。」
「これは<沢山目に触れる情報を正解>だと思ってしまう事。」
これも要注意。
ハロー効果に近いものではありますが、大手アカウントや著名な人が発した言葉って「真実っぽく」見えてしまうんです。
繰返し目にするから<正しい>とは限りません。
ただ単に<広告宣伝>に力を入れてるだけかもしれないですからね。
人間には色々な<バイアス>がある事を理解し始めると、情報リテラシーも上がってきます。
本書では繰り返し<行動に移す>大切さを説いています。
<情報収集>もつまるところ<正しい行動>をとる前段階としてのアクションですしね。
<行動>に移す際の<足枷>となる<2つの障害>を本書では次の様に指摘しています。
①不安
②ヤル気不足
それぞれどの様に打開すべきなのか見ていきましょう。
■①不安への対応!!不安は可視化すれば心配はグッと減る!!
誰しも<未知のモノ>に対応する時、必ず感じるのが<不安>です。
真面目な方だと…

「不安を消し去りたい…」
「どうにか出来ないでしょうか?」
その気持ち痛い程分かります。
ですがそもそも人は<不安>を感じる様に作られています。
脳科学的にも、進化心理学的にも、<人間の脳や心>は太古の状態から<たいして進化していない>と言われています。
私達の生活は信じられないくらい発展していますが、肝心の<私達の脳みそや心>は大昔から変わっていないんですね。
ちょっと原始時代にさかのぼってみましょう…
想像力をフルに働かせて…
太古の昔には、私達の<生命>を脅かす存在が物凄い数ありました。
・私達を捕食する野生動物…
・よく分からない疫病…
・全く知らないお隣さんの部族…など
そうなると我々は生き残る為に<よく分からないモノには警戒しよう>というメカニズムが設定されるわけです。
そのメカニズム(≒不明瞭なモノには警戒する)のおかげで、今日まで私達が生き残る事が出来ました。
だから<未知のモノ>に遭遇する時に<不安になる>というのは、<まっとうな人間>である何よりの証拠なんです笑。
となると…

「むしろ取り除く…」
「そんな事は出来ない!!」
そう。
<不安>はそもそも取り除けないんです。
だから<不安の撲滅>というアプローチは悪手。

「でも物凄く不安で…」
「とても行動出来ない!!」
はい、そんなアナタ。
本書でも紹介されていますが、なんと人は<不安を書き出す事>で<不安を抑制する>事が出来るんです。
詳細な説明は本書に譲りますが、実験でも証明されているのが<不安を書き出す>≒<不安の可視化>をする事で、感じていた<心配>がグッと減る事。
この辺りは下記の書籍でも詳細に紹介されています。

超オススメ本なので是非手に取ってみてください。
<不安>を感じたら…

「まず認める事…」
「そして書き出す」
「嘘のように解消される」
超オススメの方法です。
■②ヤル気不足への対応!!やる気が出ない場合は<まず行動>が正解!!
ヤル気が出ない時こそ<まず行動しよう>!!
鶏が先か卵が先か…
そんな感じになりますが、本書では<モチベーション管理の鉄則>として説明がありました。
本書は次の様にまとめます。
「ヤル気というのは<淡蒼球>という脳の一部の機能が司っているが、この部位を活性化させるには<体を動かす事>が重要。」
「なのでモチベーション管理でよくある様な<気合を入れる><考え方を変える>だけではヤル気は起きない。」
ここめちゃくちゃ大事!!
そもそも我々の行動は<脳>が指令を出しています。
なので<脳の機能・活動方法>を理解することは、日々の行動を<効率よくコントロールする事>につながり、ひいては人生全体を好転させ
る重要なポイントになってくるわけです。

「そんな時こそ」
「まずは行動する!!」
とはいえ。
ヤル気が出ない時って、マジ<何もしたくない>ですよね?
この時お勧めなのが…

さきっちょだけ…
なんかちょっとイヤらしい響きですが、とりあえず「さきっちょだけ」挿れ…ヤってしまえば後はグッとやり切れるという考え方です。
例えば<筋トレ>を考えてみましょう。
私は週4~でジムに行きますが、習慣化できた今でも「行くのめんどくせー」って思うことが多々あります。
そんな時こそ<さきっちょだけ理論>。

「とりあえずジムに行こう」
「もしヤル気がでたら…」
「1セットやろう」
コレ。
コレです!!
アレしよう、コレしよう…と完璧を求めるから気持ちが重くなって結局やれなくなる。
だから「とりあえず行くだけ行こう」と決めて行っちゃえばいいんです。
で、ジムに着きますよね。

「まぁ、折角だからもう1セット」
「中途半端だからもう1セット」
こんな感じで<まぁ、ついでだから>と言う感じで、ちょっとずつやっていくんです。
そして本当に<あーもう嫌!!>って思ったら引き上げればいい。
人によっては「ジムに行くのも嫌」と言う人もいるかもしれない。
そうしたらもっとハードルを下げればいい。

「とりあえず、自転車に乗ろう」
「とりあえず、ブラブラしよう」
そんな感じ。
この<さきっちょだけ理論>はマジで使えます。
是非ガンガン応用してください!!
■最重要!!重要だけど緊急性が低いタスクを確実につぶしていく!!
本書には当記事で載せきれないほど<NICEな記述>があります。
その中でも私が一番注目して欲しいのが、この<重要だけど緊急性が低いタスク>について。
BCGでおなじみのこのマトリクス。
このフレームの中でも有名なのが…

「人生を激変させる…」
「その観点で最重要」
私達が普段の生活で取り組むタスクは<緊急性>が高い物ばかり。
自分の胸に手を当てて考えると分かると思いますが、<重要度>に関係なく<緊急度>が高い物からどんどん対応しているはずです。
…まぁだからこその<緊急度が高いタスク>なんですが笑。
問題なのは<人生を変える>タスクというのは、必ずしも<緊急ではない>という事。
ちょっと考えれば分かりますが、人生を変える程の<大きなタスク>というのは、数日~数か月頑張っただけでは全然成し遂げられないですよね?
じっくり腰を据えて、本気で長期間取り組む。
その結果ようやく<達成できるモノ>が、人生を大きく変えていく様な<タスク>ですよね?
となると…

「これだけ対応して…」
「毎日が終わったら…」
「未来は一生変わらない!!」
アナタの人生を劇的に変えていく<行動>というのは、得てして<重要だけど緊急ではない>ものが殆ど。
背景には明確な<理由・理論>があるのですが、ココを語りだすと物凄い量になるので今回は省きます。
端的に言えば<人生は生きてるだけで正解>だから。
本書では心理学的なデータとして…
「人は緊急性が高く単純な作業を優先的に対応し易い」
上記の記載がありました。
普段ボーっとしていたら<急ぎではない事>なんて手が回らないですし、疲れている状態で<そんな事>しようとも思わないと思います。
だからこそ<自分が生きていく上で何が大事なのか>見極めて、<緊急度×重要度>のマトリクスを作ってみる。
そして毎日少しづつ行動に移すことが大事。
■<好きなモノにコミットする>それが人生で一番幸せな瞬間!!
最後に本書で一番好きなページを紹介して終わります。

人生に迷う方…
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